最新の口腔内スキャナー

最新の機器の口腔内スキャナーを導入しています。

こんにちは、歯科医師の山内です。

毎日厳しい寒さが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

今回は口腔内スキャナーについてのお話をします。

先日「午前0時の森」というテレビ番組でも紹介されていた、口腔内スキャナー「(株)デンツプライシロナのPrimescan(プライムスキャン)という器械を当院では導入しています。

これは歯をスキャンするだけで、歯形がとれるというものです。

詰め物や被せ

物を作る際に、この口腔内スキャナーでお口の中をスキャンするだけで、歯の情報を360°確認できる3Dデータ化することができます。
スキャナーと呼ばれる小型カメラで、たくさんの写真を撮るようなイメージです。レントゲンやCTのように放射線を使いませんので安全性が高いです。

「メリット」
・歯の型取りの不快感がない
歯の型取りをご経験がある方は多いと思います。
よく行われる型取りでは印象材という粘土のようなものを口に入れて固まるのを待ちます。
匂いや、息苦しさや、吐き気を催したり、気持ちが悪くて嫌だなと思う方もおられます。
口腔内スキャナーなら歯に当てるだけなので負担が少ないです。

・適合が良い
印象材を使う型取りの後は石膏を流し入れ歯型を作って、その上で詰め物などを制作します。印象材の変形や石膏の変形は避けて通れないため、ほとんどの場合調整が必要であり、時には再製する必要がでてきます。
口腔内スキャナーでは変形などの心配ありません。

・時間短縮になる。
正確で素早く技工物を製作することができるため、調整の時間短縮につながる、また状況次第では当日中に型取り、セットまでも行うことも可能です。

また、インプラント治療や矯正治療もより安全な治療が可能です。
当院ではiTero(アイテロ)や[DEXIS]IS3800といった口腔内スキャナーも取り入れており、幅広い治療に活用できるようにしています。

被せ物を作る、矯正、インプラントをするなど、機会がございましたら、最新の機器を体験してみてください。