目にも見えない小さな違いも

こんにちは、歯科医師の藤居です。

受験シーズンですね。先週は初の大学入学共通テスト、今週は私たちの身近なところだと歯科医師国家試験、もちろん他にも様々な試験が行われています。

受験生もそうですが、周りの応援する側も体調管理などより一層気を付けたいものです。

 

さて、こうした試験が終わると春の新生活に向けていろいろと変化していく時期がやって来ます。

こんな時に歯並び改善のため矯正治療を希望して来院される患者さんが散見されます。

 

矯正治療は、治療のはじめと終わりで歯並びを見比べると大概が十分な変化がわかりますが、歯が動くスピードは遅くやはり時間がかかるもので、歯の見えている歯冠部分でも1ヶ月で最大1mm程度しか動きません(歯茎の中の歯根はさらに動きが小さい)。

 

約1ヶ月ごとに矯正治療のチェックでお口の中を見ることも多いですが、歯が基準となる位置から1mm動いていればよくわかります。

しかし比べる基準が無いなかだと、動いた距離が1mmだったか0.8mmだったかと聞かれると正直わかりにくいこともあります。

 

そんな時に代わりに評価してくれるのがこちらのiTeroと呼ばれる3Dスキャナです。

 

以前にもこちらのブログで何度か登場しましたが、高解像度の画像処理を行い歯型をデジタルでスキャンします。

過去と現在の自分の歯型を比較する事が可能ですが、矯正治療で計画している未来の予定の歯型とも比較ができます。

 

これによりどうしても目視のみでは評価しにくい歯の動きや、わずかな量ではあるものの予定外な動きをわかりやすく表示させることができ、その変化が大きくなる前に素早い対処が行えます。

 

難しい内容が表示されているのでなかなか患者さんの目に触れる機会は少ないですが、当院では最新の機器を使いながら、従来の方法に加えて新しいアプローチでも日々診療を行なっております。