歯周病の3Sとは?

こんにちは
歯科医師の豊田です。
もう桜が咲き始め、気温も徐々に暖かくなり
少しずつ春を感じられるようになってきましたね。
春といえばお花見ですが、美味しいご飯を食べた後は
歯磨きをしないとやはり歯と歯茎が悪くなってしまいます。
そこで、食事後の歯磨きのタイミングはいつするべきなのか、
その理由と共にご紹介したいと思います。
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結論から言いますと
基本的に酸蝕症さんしょくしょうの方以外は、
子供も大人も食後出来るだけすぐに磨かないと
歯も歯茎も悪くなってしまいます。

(酸蝕症の方は、食後30分は
すぐに磨かない方が歯にとって良いかもしれない、
という論文の報告もありますが、
基本的にはすぐに磨いて頂いた方が良い方がほとんどです。
もし自分の歯がどちらにあたるのか不安でしたら、
担当の歯科医師、歯科衛生士に聞いて頂いた方が確実だと思います。)
食事に含まれているデンプンなどの糖は、
お口の中に常にいる細菌にとってもご飯になります。
歯周病や虫歯を進行させてしまう悪玉菌のご飯となるのです。
この悪玉菌は糖を食べると
歯を溶かす酸や歯茎を壊す毒素を口の中に撒き散らします。
そうすると虫歯や歯周病は少しずつ進行してしまいます。
虫歯は進行するとしみたり痛みが出たりするため
比較的発見されやすいですが、
歯周病は3sという特徴がある病気なので発見されにくいです。
ここで歯周病の特徴である3つのSについてご紹介させて頂きます。
一つ目のSは
Silent Disease (静かに進行する病気)
自覚症状が少ないため、本人が気づく頃には
かなり重症になっている事が多く
この事で発見が遅れる事が多いです。
2つ目のSは
Social Disease (社会的な病気)
厚生労働省の調査で、
30歳以上の成人の8割以上が
かかっている病気だと分かっています。
そのため年齢が上がると進行していないか
定期的に歯科医院でチェックする事がとても大切です。
3つ目のSは
Self Controllable Disease (自分で予防できる病気)
歯周病の最大の原因は歯垢(プラーク)に潜む細菌です。
その予防には日常の歯垢除去(歯磨き、糸ようじ)と
歯科医院での定期的な検診が最も有効な方法です。
また毎日継続してケアを行う事がとても大切です。
少しでも不安に思われたら歯科医院で検診しましょう。
上記の理由で、虫歯と歯周病の両方の進行を予防するために
食後出来るだけすぐ磨く事がとても大切です。
長谷川歯科医院では、
治療のみでご予約されている患者様でも
歯と歯茎のお掃除が必要だと判断した場合は、
当日でも衛生士さんにお掃除して頂く事を
お薦めさせて頂く事があります。
皆様の健康な歯と歯茎を保ち、
充実した食生活を送って頂ける様、
スタッフ一同皆様のご来院をお待ちしています。