こんにちは、歯科医師の廣石です。
暑い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
これだけ暑いと避暑地などに行きたくなるものです。
日本の避暑地のひとつである軽井沢。
長野県中にある軽井沢には、
石の教会とも呼ばれる内村鑑三記念館があります。
皆様は標題の言葉をご存知でしょうか?
我々歯科医師の間ではなかなか有名な言葉です。
大正15年、かの内村鑑三先生が軽井沢の星野温泉に
突然激烈な歯痛に襲われました。
しかし現地の歯科医院で受けた歯科治療によって
程なくその歯痛から解放されたのだとか。
そしてその喜びを、言葉にして残したのだそうです。
Dentistry is a Work of Love、
直訳すれば「歯科医術は愛の仕事」となります。
しかし内村鑑三が
世界的に知られたキリスト教思想家である事を踏まえると…
「歯科医術は愛の御業である」
そう訳すのが自然だと言えるでしょう。
聖書において愛とは我々ではなく、
神からの一方的な愛であると表現されています。
キリスト教思想家である内村鑑三が
その事を知らない筈はありません。
歯科医術を神の御業と同列に表現したところに、
歯痛から解放された彼の喜びの大きさが
推察できるというものです。
神の御業とまで言われると
責任の重さに潰されそうになりますが、
一人でも多くの患者様を苦痛から解放できるよう、
日夜励んでいきたいと思っています。
この内村鑑三の書は軽井沢・石の教会に保存されています。
是非一度足を運んでみては如何でしょうか。
歯科医師 廣石 勝也