歯の神社、ご存知ですか?

こんにちは。歯科医師の竹村 綾貴です。
梅雨の季節到来で雨の多い日々が続きますが、
いかがお過ごしでしょうか?
この数年、我が家ではこの時期は
実家の庭にある梅の木から梅を採取して
自家製の梅酒や梅干しを作るのが
恒例となっておりまして
既に梅干しを塩に漬け込む下ごしらえまで終わりました。
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数週間後にはシソで赤く染めてから
天日干しにしていきます。
今年も上手くできるといいですが・・・
さて梅つながりから大阪梅田のお話になりますが、
梅田に『歯』の神社があるのをご存じでしょうか?
名前はそのまま『歯神社』で、
場所は商業施設のエストの裏手にあり、
若者向けのお店が立ち並ぶ街並みの中にポツンと存在しています。
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公式HPによれば、数百年前に梅田一帯が大洪水に遭った際、
地元の人が祀っていた稲荷神の
御神体である巨石(現在の本殿地内に鎮座)が
水流に歯止めをかけて水没を防いだことから、
歯止めの神様として信仰されるようになったとされます。
この後、「歯止め」という言葉が転じて、
「歯痛止め」にご利益があると言われるようになり、
そのうち歯神社と呼ばれるようになったそうです。
歯痛に効く神様として信仰を集めている歯神社ですが、
「歯業成就」ということで
歯科医師や歯科技工士など
歯科の治療に関わる業種の方々をはじめ、
歯科医師を目指す学生さんや、
歯ブラシや歯磨き粉などに携わる業種の方々も
お参りにきているそうです。
私も過去に国家試験前に参拝したことがあります(笑)
それから歯神社では年に一度、
6月4日の虫歯予防デーに「歯神祭」が執り行われています。 
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参拝者や氏子の一年間の歯の健康が祈念されるおまつりで、
お祓い済みの歯ブラシをいただけるそうです。
とはいえ神様にお願いしなくても済むように
歯が悪くならない生活習慣を身につけることを
意識していただくことと、
お口の定期的な健診にお越しいただくことを
おすすめいたします。
雨の多い季節柄、お足元の悪い時期ではありますが
スタッフ一同お待ちしております。
歯科医師 竹村 綾貴