子供のセルフケアについて

こんにちは!歯科衛生士の利根川です。
拝呈 惜春の候、皆様にはますますご健勝のことと、お喜び申し上げます。
この前まで公園に桜が見られました🌸
沢山の桜が様々な所で見られたので、中にはお花見に行かれた方もおられるかと思います。
今は春を感じられる季節ではありますが、朝と夜は特に気温の変化がまだあるので服装や体調には十分気を付けて下さいね!

さて本題に入りますが、今回は子供のセルフケアについてお伝え致します。

いつも定期的に来てくれている子供さんを診させてもらっている中で、歯茎が腫れてしまっている子が割と沢山みられます。
何故腫れてしまうのかというと、歯と歯茎の境目の所に歯垢(プラーク)と呼ばれる汚れが溜まってしまうことによって起こります。つまり歯の周囲にある歯茎だけが腫れている、比較的軽度な炎症。これを「歯肉炎」と言います。
特に子供のうちは、丁寧に歯磨きをして頂ければ約1週間くらいで元の歯茎に戻ってきます。が、大人になるとなかなかすぐに歯茎は戻ってこないので、歯肉炎を予防していくことはとても大事になってきます。
更に歯肉炎をそのまま放置していってしまうと「歯周炎」になり最悪の場合、歯を抜かないといけなくなってしまったりするのでそうならない為にもしっかりと子供のうちからケアをするようにしていきましょう。

・磨き方
歯と歯茎の境目に、45度くらいの角度で歯ブラシの毛先を軽くあてて振動させるように優しく動かして歯磨きしていきます。 この時、血がにじんでくると思いますが、ここで止めてしまうとなかなか治りません。ですので磨き残しがないように、根気よく続けていくことで、出血も徐々になくなり、健康な歯茎へと戻っていきます。
ポイントは本当に優しい力で磨いてもらうことです。力を入れてしまうと逆に歯茎を傷つける原因になるので気をつけましょう。

いかがでしたか?
保護者の方に歯肉炎のことを伝えると、皆さんビックリされることが多いので取り上げてみました。
このようにこれからも日々のお家でのセルフケアと定期的なメンテナンスで、より質の高い歯磨きが出来るよう一緒に頑張っていきましょう!