3歳児から考える矯正「ムーシールド」

こんにちは、歯科医師の山内です。
季節の変わり目になり、朝夕冷え込んでまいりますので、風邪を召されませんように。

今回は反対咬合の早期治療についてのお話です。
反対咬合とは日常生活の中で発見されやすい不正咬合のひとつです。
下の歯が上の歯より前に出る噛み合わせのことです。

3歳頃はまだ全ての歯が乳歯の状態ですので、本格的な矯正治療を行うことができません。
そのような乳幼児の反対咬合を治す装置として「ムーシールド」があります。


舌圧と口唇圧のバランスを保ち、舌を高位に保つことで、逆被蓋の改善を促します。

Sサイズは乳歯列期(3歳~5歳位)の反対咬合に使用します。
Mサイズは第一大臼歯萌出期以降(6歳~11歳位)の反対咬合に使用します。

早めに反対咬合を治療しなければ重症化してしまう可能性があります。
なぜなら上顎と下顎で成長速度(成長時期)が違います。
上顎は、10歳くらいでほぼ成長を終えます。
下顎は成長のピークが思春期の14〜16歳頃にやってきます。
この時期にすでに反対咬合になっており、上顎より下顎が前に出ていると、下顎がどんどん成長してしまいます。

3歳検診時に反対咬合と診断された場合や、お子様が反対咬合かもしれないと気づいたときにすぐに相談に行くことをおすすめします。