元気な歯は良い食事から!

皆さまこんにちは。管理栄養士兼アシスタントの板倉です。
暑い日の中に時折り秋の涼しさを感じる季節となりました。まだまだ暑い日もありますので、こまめに水分補給などして、熱中症に気をつけていきましょう。

さて今回は、丈夫な歯を作るための食事についてお話しさせていただきます。

歯はカルシウムから出来ていることから、カルシウムだけしっかり取れば良いと思われがちですが、それだけではありません。
健康な歯のためには『カルシウム』『タンパク質』『ビタミンA・C・D』が必要です。

乳歯はお母さんのお腹の中にいる時からつくられ始めます。
そのため、お母さんは妊娠前から、カルシウムや鉄・マグネシウムなどのミネラルや、ビタミンAや葉酸など妊娠に必要な栄養素をしっかり蓄えておかなければいけません。

また、永久歯は乳歯の下で乳幼児期に少しずつ出来上がってきます。そのためこの時期に、栄養不足になると永久歯を弱くする原因となってしまいます。

日本人に不足しがちな、カルシウム、鉄、マグネシウム、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンC、食物繊維繊維ですが、そのほとんどが、丈夫な歯を作るために必要な栄養素です。

・カルシウム:歯の原料になる。(牛乳、乳製品、大豆、ひじき、小魚など)
・タンパク質:歯の原料になる。(肉魚類、大豆など)
・マグネシウム:カルシウムの吸収を助ける。(魚介類、海藻類、玄米など)
・ビタミンA:歯の表面のエナメル質を作る。(レバー、卵、チーズ、緑黄色野菜など)
・ビタミンC:歯の象牙質を強くする。(ブロッコリー、ピーマン、じゃがいもなど)

これらの栄養素は永久歯が生え揃う12歳から15歳まで特に大切になるので、栄養バランスの整った食事を心がけていきましょう。

また、永久歯が生え揃った方も虫歯予防にリンやカルシウムが必要になりますので意識して食べていきましょう!

何か他にお口のことで分からないことや気になることなどございましたら、お気軽にスタッフにお尋ねください‼︎