こんにちは、10月に入り一気に秋めいて参りましたね^ – ^♡
チーフの石川です。
前回、今年の4月のブログで妊娠中の歯科検診について、
体験談をもとにお話させて頂きましたが、
あれから半年間の間に起きた、お口の中の変化をもとに、
“妊娠中の歯周病”についてお話致します。
5月頃より、だんだんとつわりが酷くなり、
仕事はもちろんの事、普段の生活もままならなくなりました(−_−;
毎日の歯磨きも、今まで愛用していた歯磨き粉が気持ち悪くなり、
歯ブラシも口に入れるのが辛い日もあり、
充分なお口のセルフケアができない日も増えました。
すると、妊娠前には感じた事が無かった血の味を感じる事が増え、
歯ブラシの後もブラシや唾液に血が必ずつくようになり、
フロス(糸ようじ)をしても血まみれ(;´д`
鏡でよく見ると、歯ぐきがピンクでは無く赤々となって、
ブヨブヨに腫れていました。。。
あげくのはて、歯周病特有のくっさい臭い。。。
毎日でも歯医者へ行って、
歯科衛生士さんに口腔ケアをしてもらいたいぐらいでしたが、
つわりが酷くて自宅から出る事もできない。。
そうこうしているうちに、
少〜しずつですがつわりのマシな日もできてきたので、
体調のマシな日に歯科衛生士さんに診てもらい、
歯周病の検査をしてもらったところ。。。
((((;゚Д゚)))))))絶句。
口の中の半数の歯が。。。
歯周ポケットが5㎜、6㎜!!!!!
(健康な方は1㎜〜3㎜)
歯の動揺度(歯の揺れ)が、2度、3度!!!!!
(健康な方は0度)
歯周病がこんなにも酷く、進んでいたなんて。。。
ショックで言葉を失うほどです((涙))
なぜ、妊娠によって歯周病になり、
悪化してしまったのでしょうか。
◆原因◆
・悪阻(つわり)
妊娠すると、つわりになる方がいます。
口に歯ブラシを入れることすら辛いと感じ、
普段に比べてしっかりと歯磨きができない時が増えます。
また、つわりにより一度の食事でたくさん食べる事ができなくなり、
間食が増え、食べカスが歯に残ります。
・女性ホルモンの増加
妊娠中は、エストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンが増えます。
エストロゲンは、歯周病菌の増殖を促し、
歯肉を作る細胞を攻撃する働きを持っています。
また、プロゲステロンには炎症の原因である
プロスタグランジンを刺激する作用があります。
妊娠すると、これらの女性ホルモンが増えるため、
歯周病になるリスクが上がります。
◆妊婦の歯周病へのリスク◆
日本臨床歯周病学会によると、
妊娠中に歯周病になると、
低体重児や早産のリスクが約7倍になるといわれており、
タバコや高齢出産よりも高い危険率です。
歯周病になると、
サイトカインという物質の血中濃度が高まるのですが、
この濃度の上昇が子宮収縮を起こし、
低体重児や早産のリスクを上げているのではないか
という推測だそうです。
現在、私は妊娠9ヶ月となり、
なんとか無事にお腹の中の赤ちゃんも成長してくれてはいますが、
毎日お腹が頻繁に張るので、まだ歯周病の治療には専念できずにいます。
元気な妊婦さんは、妊娠したら早めに歯科医院で検査を受けて、
歯周病の治療もしくは歯周病にならないように
歯科医師や歯科衛生士の指導をきちんと受けて、
大切な赤ちゃんの為にも、
快適なマタニティライフを過ごしてくださいね^ – ^
妊婦さんの不安やストレスは、
お腹の赤ちゃんに絶対によくありません!!
何かお困りの事があれば、遠慮なく、
当院のスタッフまでお尋ねください♪
*・゜゚・*:.。☆..。.:・*:.。. ☆.。.:*・゜゚・*☆*:.。
最後に、私ごとではございますが、
本日10月7日をもちまして、産休へと入らせて戴きます。
妊娠してからというもの、体に様々なあらゆる変化が起こり、
毎日朝から夜まで泣きどおしの辛い日々もありました。
それほどに、体の中で別の生命が宿り、成長していくというのは、
大変な事なんだと、身をもって今も感じております。
世の中のお子さんをお持ちのお母さん方の事を、
心から尊敬できる良いきっかけともなりました。
身近で支えてくれている家族や、
長谷川歯科のスタッフみんなの心遣いや協力してくれたおかげで、
無事に産休を迎える事ができたと思っております。
本当に感謝の想いが尽きません。
お腹が大きくなってからは、
患者様からも温かいお言葉を毎日戴き、感謝しております。
ありがとうございました!!
大好きなスタッフの笑顔、
暖かい患者様の笑顔に会える事を楽しみに、
また長谷川歯科へ戻って参ります。
朝夕、冷え込む日も増えて参りました。
風邪など召されぬよう、みなさまどうぞお身体ご自愛下さいませ^ – ^
チーフ 石川知子 (旧姓 竹内)