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2019年6月 8日


こんにちは。歯科衛生士の合原です。
すっかり肌寒さもなくなり、蒸し暑さの続く日が増えましたね。
この時期としては異例の気温となる日もあり、
すっかり初夏を感じさせる気候になりました。

暑くなってくると、飲み物を飲む機会や
冷たいアイスクリームなどを口にする機会が増えることと思います。
そんなときに気を付けたいのが、むし歯もですが、酸蝕症さんしょくしょうです。
酸性の強い食べ物や飲み物を飲むことで歯の質が溶けだしてしまうことです。

むし歯との違いは、
むし歯は、口の中に住みついている細菌が
食べ物や飲み物にある糖質をエサにして作られる酸によって
歯が溶かされるのに対して、
酸蝕症さんしょくしょうは、食べ物や飲み物などに含まれる酸が
歯に直接作用することでなります。

酸蝕症さんしょくしょうになると知覚過敏になったり、虫歯に似た痛みが出てしまいます。
また歯が透けた感じになったり、
詰め物や被せものがとれやすくなったりします。
歯が溶けだすということは
歯の質が柔らかくなってしまうので、
歯軋りなどしている人は、その力が加わることで
歯に小さなへこみができたりします。

原因としては三つあり、
①酸性の強い食品の摂りすぎ
②胃酸
③酸性薬剤の服用
です 。

まず酸性の強い食品の摂りすぎについてです。
食べ物や飲み物にも酸性や中性、アルカリ性があり、
炭酸飲料やお酢、お酒、柑橘系果物や梅干しなどは
非常に酸性が強く、歯の表面のエナメル質を溶かしてしまいます。

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じゃあ食事はどうしたらいいのか?と思ってしまいますよね。
通常の生活での飲食で摂取する量では、
唾液の作用により、口のなかの酸を中和してくれるので、
酸蝕症さんしょくしょうになるリスクは多くはないです。
ですが、健康志向でよくお酢をのんだりフルーツをたくさん食べるなど、
頻繁に酸性のものを摂取する、長時間摂取する、大量に摂取すると
酸蝕症さんしょくしょうのリスクはグンとあがります。
なので、日頃から柑橘系果物や梅干しをとることが多い人や
ソフトドリンク(お子様要注意です!)やお酒をよく飲む人は、
決まった時間に摂取すること、
摂取量をコントロールすることはとても大切です。
他にも酸性のものを口にしたあとにお水でうがいをしてあげたり、
溶け出すのを防いでくれる成分を含むチーズや牛乳を摂ってあげるとよいです。

次に胃酸です。
逆流性食道炎や摂食障害などによる場合は
嘔吐で胃酸が直接、歯に触れるので酸蝕症さんしょくしょうの原因になります。
胃酸も非常に酸性が強く、
外から摂取するものでない場合の原因は、
胃酸によるものが多いと言われています。
摂食障害や逆流性食道炎は医科で治療するしかありません。
治るまでの間に、先程のチーズや牛乳をとったり、
歯の再石灰化を促すためにフッ化物を応用するのもよいと思います。

酸性薬剤の服用についても、
上記の二つの原因に対する対処を行っていけば効果的です。

酸性のものを口にしてはいけないのではなく、
口にするものの中にこんなリスクがあるよというの
を知っていただく機会になればと思い
お話しさせていただきました。
特に今、お口の中に症状がなければ
神経質になりすぎずに今まで通りの生活を続けていただければと思います。

そして、はせしかでは、フッ化物の応用を
フッ素塗布だけでなくフッ素洗口も取り入れていきます。
フッ素塗布もフッ素洗口も皆様それぞれにあったスタイルで
フッ素を身近においていただければと思います。
その他、気になることございましたら、お気軽にスタッフまでお尋ねください。

歯科衛生士 合原

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長谷川歯科医院院長 長谷川 昌徳

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長谷川歯科医院

院長 長谷川 昌徳

〒554-0002 大阪府大阪市此花区伝法2丁目4-4
TEL:06-6461-8211

当院は、昭和9年(1934年)に私の祖父が開業してから70有余年になります。父が2代目、そして私が3代目として受け継いできましたので、患者さまの中にも、親子2代、3代にわたって通っていただいている方が少なくありません。

祖父や父が築いてきた歴史や信頼を思うとき、責任の重さを感じることがあります。自分が後をついで歯医者になったことで、下降線を辿りたくないといいますか、祖父や父が残してくれた当院を、しっかりと受け継いでいきたいと思います。